１．日　時

2024年 7月17日（水）9時00分～13時30分

２．内　容

花王 豊橋工場視察 ＆ ワークショップ

３．テーマ

～ものづくり＆物流の未来を考える～

4．参加者

24名

開催案内（ダウンロード）

開催概要　
　2024年 東三河グローアップミーティング、『地域の価値を見つけてひらく』。第1回は、「ものづくり＆物流の未来を考える」をテーマに、花王株式会社豊橋工場の視察、並びにグループワークをemCAMPUS STUDIOにて開催し、24名が参加した。
　花王株式会社豊橋工場では、会議室にて同社人事総務課長の柳谷様から会社概要、全国の工場、豊橋工場の概要など詳細にご説明いただいた。豊橋工場はビューティケア製品を中心におよそ700種類の商品を少量多品種生産されている。視察を行なう新倉庫については、トラックの運転手を待たさないように最初に入口でナンバーを読み取りトラックを識別し、工場の周囲の道路を通って出庫スペースにトラックが到着する数分間に、自動で積載する商品のパレットが用意されるシステムなどDXを使って取り組まれている内容を詳しく教えていただいた。その後参加者はヘッドセットを装着し、加藤様のアテンドで新倉庫及び商品を生産しているＰＮ棟を視察した。新倉庫では無人の搬送車がパレットを3台の仕分けロボットのところに運ぶ様子や、ロボットが仕分けをして翌日の発送に向けて別のパレットに積み替える様子を視察したが、無人の空間でロボットが時々考えながら商品を積み上げている景色に不思議な感覚を覚えた。また仕分けが終わった商品がクレーンで収納される倉庫については、まず規模の大きさに驚き、こちらも無人で商品が納められていく様子に圧倒された。クレーンにトラブルがあっても出荷できるよう同じ商品を分散させているとの説明もあり、無人でもスムーズに運営できるような多くの工夫がされていた。ＰＮ棟では実際の商品を製造されているラインの視察をしたが、こちらも自動化が進んでいてラインで働くスタッフは少人数であった。人型のロボットが活躍しており、梱包用の段ボールの組み立てなど行っていた。ロボットにはそれぞれ名前が付けられており、小学生などの見学も受け入れられているとのことで、地域と共に歩まれていることに共感し、親しみを感じた。視察後会議室に戻り、質疑応答を行ったが参加者から多くの質問が出され、活発な意見交換が行われた。
　工場視察終了後、5階のemCAMPUS STUDIOに移動し、emCAMPUS STUDIOスタッフ戸田氏が、ものづくり＆物流の未来を考えるグループワークを開催した。参加者が4班に分かれ、①【花王豊橋工場視察の振り返り】、②【ものづくりや物流にどんな未来が描けるか】について個人＆グループワークが行われ、最後に各班の代表者による発表が行われた。